gleam with you

フィクションかもしれないし、ノンフィクションかもしれない

かわいいという暴力で殴る蹴るなどをしたかった

かわいいは正義だ。

かわいいもの、それはキラキラしていて、甘い砂糖菓子のようで。かわいいというだけで、画像を保存する指先。それってすごいことじゃないですか?

だって醜いものは、目を背けたくなるでしょう。あなたのその指先は、あなたの持ってるスマホにその画像を保存したくないでしょう。

顔面にとってのかわいい、それはただのパーツ配列。けれどその配列が人生を決めてしまうのだ。私はブサイクなのですが、その遺伝子配列のATGCによってどれほど悩まされてきたでしょう。

なら整形すれば?それも一つの選択肢だと思います。悪いとも思ったことがありません。けれど私にとって違うのです。私は憎むべきこの醜い顔でまずかわいくなりたいのです。

私は物心ついたときからこう言われてきました。「脚が綺麗だね」と。は?こいつ急に自慢かよと言われるかもしれません。けれど違うのです。脚が綺麗だということは、その人が一番最初に見るべきであろう顔を無視しているのです。最初は私も喜んでましたが、スタイルを褒められるたびに沈む心がありました。だってスタイルのいいブスなんて、かわいい顔面には勝てないのです。かわいい顔面は痩せてても太っててもいいのです。そしてこうも言われました。「ブス」と。自分が思っているのと、他人から悪意のある真実の言葉を向けられるのとでは違うのです。はじめてブスだと言われた瞬間、私はショックでショックでたまりませんでした。その頃から私はブスという言葉に囚われています。私ってブスなんだ、そうなんだ、かわいくないんだ、愛されないんだ。かわいいになりたい。ブスだと言われたこの顔で、かわいいになりたい。

私はそこから化粧を勉強しました。スタイル維持のため、毎日欠かさずマッサージやストレッチを行なっています。それで私はブスから、ある程度見ることのできるブスになりました。ツンケンした態度から愛嬌のある態度に変えました。でも、だからなんだというのです。周りの態度は変わりました。褒められることも多くなりました。でも私はずっとずっと美醜に囚われているのです。誰になんと言われても、私はかわいいにはなれないのです。だって心が醜いから。ブスだと言われたあの日から、私の心は醜いのです。

ああ、かわいいに生まれたかった。元の顔がかわいいでありたかった。かわいいでたくさんのものを殴って蹴ってめちゃくちゃにしたかった。

私はいつまでもかわいいに囚われているのでしょう。悲劇のヒロインぶってもいいじゃないですか。だってこの醜い顔と心を愛せるのは自分しかいないから。いつだって私は自己嫌悪の自己愛者だから。

 

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